休日出勤がIT企業で必要な理由

IT企業に勤める場合のデメリットとして、長時間労働や休日出勤が挙げられる。必ずしも、1年を通して毎日夜遅くまで働くとか、毎週末出勤になるわけではない。開発のスケジュールには流れがあるので、ある時は忙しく、ある時は定時で帰れるという緩急のある生活になる。就職や転職の面接では、休日出勤ができるかどうかなど、平日日中帯以外も働けるか聞かれることがある。自信を持って「大丈夫」と答えるために、なぜ休日にも働く必要があるのか知っておきたい。

休日出勤になる理由の1つとして、システムトラブル対応がある。稼働していたシステムが何らかの理由で誤作動を起こしてしまった場合、システムを使っているお客様の業務に支障が出る。早い対応をしなければ、信用は落ちるし、お客様の業務は滞る。そのため、トラブルが発生したら休日でも深夜でも関係なく対応する必要があるのだ。何時でも緊急対応が取れるように、オフィスから近い場所に社員を住まわせる場合もある。もちろん、休日や深夜帯に作業になった場合は時間外手当や代休制度を利用できる。

トラブルはいつ発生するか分からないのが難しいところ。地震や火災の影響で、システムが動かなくなる場合もある。社会インフラを支えるようなシステムの場合、システムダウンは避けたい。1つのトラブルでシステムの運用が止まらないように、システムやネットワークを2重に持ったり、複数の箇所に同じシステムを設置したりする対策を取っている。

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